倉本聰 界隈

北の国から45周年お知らせ 2026.03.04

『北の国から』を愛する皆様へ―「北の国から」45th anniversary― 45周年記念を祝うワインセットが発売されました

 

2026年「北の国から」45周年を記念し、オリジナルラベルのふらのワインができました。赤・白・ロゼの3本セットでの販売となります。

 

思い出のシーンの原稿を刻んだものになっており、赤と白は、 脚本家の倉本聰直筆の原稿よりつくられたラベルです。
北の国からにはたくさんの名シーンや名台詞があって、それにちなんだ商品も多く出ていますが、今回のラベルでは、思い切り有名所ではなく“そうだそうだこんな日もあったね”と、改めてじんわり思い出してもらえるようなものを選んで飾らせていただきました。

 

 

 

今回は第一弾としての商品になり、
赤= ’81 連ドラ
白 = ’83 冬
ロゼ = ’84 夏
をテーマにしています。

 

 
 
 

 

今後、記念ラベルシリーズとして、
2027年/第二弾
2028年/第三弾
も予定しています。

 

3年をかけて年に1回ずつ登場しますので、今後のデザインも楽しみにしていただきながら、ぜひコンプリートを目指してみてください。

 

 

 

 

 

「北の国から」とお酒―――

 

「北の国から」のお父さん黒板五郎は結構お酒好き。

旭川のお酒「高砂」や「男山」、札幌の「北の誉」という庶民的な日本酒が大好物。

家のちゃぶ台の上には、欠かさずいずれかの一升瓶。

懐具合が許せば街のスナック「駒草」でサントリーオールドの香りを味わう大人の飲み上手。

興が弾んで飲みすぎるとかなりの「絡み酒」に。「北の国から ‘89 帰郷」の開幕(アバンタイトル)と終幕(エピローグ)で、観光客相手に絡むカラムからむ・・・

「北の国から ’98時代」の正吉♡螢の結婚祝いの「くまげら」の二次会では、嬉しさのあまり正体なく酔いつぶれ、いや、自分のヘンテコな裸踊りを披露し「口では云えない感謝の気持ちを伝えようと」踊り狂ったわけで。——純に石の家に担ぎ込まれる五郎さん・・・内緒で懐の奥に忍ばせていた愛妻、令子さんの額装写真の笑顔と一緒に、娘の晴れの姿を見届けた父親五郎。幸せなお酒の力を借りて、夢の中できっと令子さんも揃っての一家団欒の晩酌を味わっていたに違いありません。

 

純と正吉がまだ子供だった頃、年越しにさしで酒盛りしたのは、「高砂」の一升瓶の底の残り酒を水で割った、アルコール分限りなく0%の、純「水じゃねぇか」そこは気分気分。

とっても無邪気で楽しい酒盛り、いや水盛りでしたね。

しばらく離郷していたその正吉が、立派な自衛官になって帰郷した時のこと。子供の頃、面倒を見てくれた五郎おじさんと、さしで向かい合います。

 

正吉「酒ならありますよ。持ってきたンです」

  正吉、バックからウィスキーを取り出す。

正吉「(ニッコリ)今夜はおじさんと飲もうと思って」

  五郎。

  ——突然、不覚にも涙が落ちそうになりウィスキーをおしいただきパッと背を向ける。

五郎「(かすれて)ええとグラス——が一つっきゃない!オイラは湯呑みでいい。うン。これでいい!」

 

・・・少しお酒が入って、親密な話をする五郎と正吉。

 

正吉「あの時期オレ、——おじさんに育ててもらって――オレも息子だと思ってますから」

  五郎。

  間。

 

お酒を酌み交わす大人の絆――。

特に男の子にとって、男親と酒を酌み交わすことは、本当の大人=“成人”として認められたことを意味しており、人生の中でとっても大切な瞬間なんですね。

肝心の成人した「純」と「五郎」が二人で酒を酌み交わすシーンは、ドラマの中には登場しませんでしたが、きっととびっきりの会話が交わされたことでしょうね。「北の国から」のアナザーストーリー「落穂ひろい」で観てみたいですね。

「北の国から ‘92 巣立ち」のサブタイトルは、準備稿の段階では「‘92成人」となっておりまして、成人を象徴する「酒を酌み交わす」親子二人が描かれていたかもしれませんね。本編では五郎が雪に埋まり、それどころではありませんでしたが。

 

「北の国から」の最初の連続ドラマ放送の翌年1982年。倉本先生は「君は海を見たか」という、以前1970年に日本テレビで全8話で書いた連続ドラマを、フジテレビで11話に書き直しました。日本のドラマ史上に残る傑作になりました。

不治の病で余命3か月と云われた小学生の息子を持つ父親。入退院を繰り返し気弱になる息子に、父親は「お前はもっと将来のことを考えろ」と励まします。旅先の海のそばのホテルで―――

 

  潮騒。

正一「パパは考えてる? ボクの将来」

一郎「(低く、激しく)当り前だ!」

  正一、うれし気に父の方へのり出す。

正一「話して! ぼくがどんなになると思うか!」

一郎「———」

正一「ねぇ!」

  潮騒。

  一郎、グッとビールを飲みほす。

一郎「まず――後二年して、中学に入る」

 

・・・ここから、親子のなんでもない将来設計が、「祈り」のように続きます。

中学。部活。高校。勉強。受験。大学。

父の夢見た息子との将来の設計図———

 

「勉強なんかする必要はない」

「名門校なんか関係ない。浪人することも全然ない。お前はその時のできに応じた、最低の大学に入ってくれればいい」

「大学に入ってのびのびとやり、

——そしてお前はやがて二十歳になる。

二十歳になったら、お前はパパとバーへ行く」

「バーでおれたちは一緒に酒を飲む」

「パパとお前は二人だけで話す」

「お前はその時恋をしている」

 

  ・・・続きはいつかまた。

 

倉本先生は、高校生17歳のときに父親と死に別れています。

父親と酒を酌み交わすことは叶いませんでした。

 

 

 

 

 

「酒を酌み交わそう!」

 

———これは、同じこの創作、創造の「道」を、共に走り抜く仲間にあてた、倉本先生の最大の賛辞です。

 

坐して見るものとは お茶でも飲もう

走っているものとは 酒を酌み交わそう

俺たちは此処にいてずっと走っている

   ———富良野塾卒塾生への「贈る言葉」より

 

倉本先生より、一緒に酒を飲まないか、と声を掛けられたら、それはクリエイターとして認められたということですから、本当にスゴイことですね。

 

 

ご存じの方も多いと思いますが、富良野のお酒は日本酒のお米よりも、産地名産のブドウによるワインが美味しい土地柄です。

傾斜地が多く、水田の稲づくりを諦めさせ、十勝岳噴火による石の混じった土地(石礫地)は野菜にも不向き。そのヨーロッパに似ている冷涼な気候が、美味しいブドウを実らせ、そこから絶品のブドウ果汁。そしてワインが造醸されてきたのです。富良野にワイン創りの拠点、富良野市ぶどう果樹研究所が出来たのが、1972年と云いますから、「北の国から」の丁度10年ほど前からの老舗です。

北の峯側の山の麓の斜面一面に広がるブドウ畑の風景の美しさは、格別なものがあります。特にこのブドウ畑越しに広がる富良野の田園風景が織り成す景色は、その奥の大雪山連峰十勝岳連山まで広がり、それぞれの季節に違った美しさで輝くという富良野らしい丘の景色になります。そこを走る富良野線の各駅停車の鈍行と、夏場には「ノロッコ号」も楽しくガタンゴトン横切ります。

 

———純「北海道はロマンチックです」

 

ラベンダーといい、葡萄のワイン醸造といい、ホント富良野は北海道の中でも、ヨーロッパ調、カナダ調の別格の美しさがあります。

夏暑く冬寒いという内陸性の気候で、朝昼晩の一日の気温差が、作物の甘さ(糖度)や、木々の葉っぱの彩り、つまり紅葉の発色につながり———

 

五郎「見てごらんホラ。紅葉がきれいだ」

 

となります。

厳しい自然環境が育てた“麗しの大地”それが「北の国から」の故郷、北海道富良野です。

 

 

お米も富良野の南に位置する「山部」産で限定生産される「彗星」という特産米をお酒にした金滴酒造(歌志内の酒蔵)が出した「さんろく」。芳醇な味わいと、倉本先生の命名と揮毫のラベルが大人気の日本酒です。

富良野・ドラマ館では、この他に「螢」というリキュールや、「雪子」というヨーグルト醸造酒なども取り揃えております。女性にも飲みやすいと好評です。

日が出ている間働き続ける五郎お父さんにとって、美味しい晩酌は最高の幸せですね。今回ワインも加わり、「北の国から」を冠にしたお酒たちがいっぱいありますので、皆様も幸せなひと時を味わい下さい。農家さんが苦労して育て上げた野菜や果物も、水と陽の光が綺麗な土地柄、絶品になります。牛さんたちのお肉も、お乳も以下同文で絶品です。

でもお酒は、飲み方次第で周りを不幸にしてしまうことがあります。大切な家族を、誰かを、そして自分自身を、不幸にする飲み方はしないでくださいね。車の運転は絶対厳禁!北海道の富良野の道路は飛ばしたくなっちゃうんですけどね。・・・五郎さん、町で飲んだ後は、酔いを醒ましてから麓郷まで帰った模様・・・朝帰り?こごみさんどうしてるかな―――馬だと、自分の家に連れて帰ってくれたそうですね。

 

2028年には富良野にウイスキーの蒸留所が出来、丁度北の国から50周年の2031年、富良野生まれのシングルモルトが誕生することになるそうです。富良野の美味しい水と小麦を生かした新しいウイスキーは、国内市場よりも早くも海外から大注目されており、ワールドカップスキーのフラノがまた世界に羽ばたくことになるでしょう。

 

 

「北の国から」の故郷、富良野生まれのお酒で、幸せな時間をお過ごしください。

 

 


 

数量限定!! ふらのワイン 北の国から45周年記念ラベル 赤・白・ロゼ3本セット~第1弾~
ご購入・商品詳細はこちらから
内容量:各720mL×3本セット (赤×1、白×1、ロゼ×1)
原材料:ぶどう (富良野市産)/酸化防止剤(亜硫酸塩)
製造者:富良野市ぶどう果汁研究所<北海道富良野市
富良野ドラマ館の店頭でもご購入いただけます
※「’81」「’83」「’84」は、ドラマの放映年であり、ワインの製造年ではございません。
※商品画像は、実際の商品の色と若干異なる場合がございます。

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